世界を歩く少女の物語を書き始めました

新しい物語、『珊瑚人伝承 シェンナ編』を書き始めました。
『星屑編 ― 離宮の書記官 ―』と、同じ世界、同じ時間。
けれど今度の主人公は、これまでとはずいぶん違う場所から物語を歩き始めます。
主人公は、14歳の少女シェンナ。
父と友人たちを奪った王を追い、
彼女は生まれて初めて、村の外へ出ます。
村の外には、知らない道がありました。
海と陸の二十日間がめぐる暦。
初めて見る街。
物語の中にしかいなかった人々。
シェンナは、知らないことがたくさんあります。
花を買うことも。
人が生まれによって迫害されることも。
世界が、思っていたよりずっと広いことも。
けれど、知らないことを恐れて立ち止まることはありません。
分からないなら見に行く。
知りたいなら追いかける。
そうして彼女は、知らなかった世界の中へ、自分の足で進んでいきます。
閉じた場所で育ち、記録と星読を通して世界へ触れていく『星屑編』が、静かに世界の声を受け取る物語なら、
『シェンナ編』は、世界の中へ飛び込み、歩きながら知っていく物語です。
同じ世界の、同じ時間。
遠く離れた場所で進んでいた二人の物語は、ある日突然、同じ場所へ辿り着きます。
現在、序章から第4話まで公開しています。
シェンナと一緒に、珊瑚大陸の広い世界を歩いていただけたら嬉しいです。